こども上映会 親子映画会の作品選定ポイントとオススメ3選

こんにちは、みなさん楽しく映画は観ていますでしょうか？
そろそろ夏休みに向けて「こども上映会」「親子映画会」を企画する時期になってきました。
各映画メーカー（権利元）さんも様々な話題作を解禁してくれます。
新作の映画や主催者様のテーマに合わせた作品をこの機会に選定してください。
今回は「こども上映会」「親子映画会」を企画する上での「ポイント」や「オススメ作品」をご紹介させて頂きます。
ご参考にして頂けると幸いです。

選定ポイント01「話題作をチェック！」

「こども映画会」や「親子上映会」を実施する上でもっとも大切なことは、やはりなんの「作品」を上映するのかです。
まず、「話題作」をチェックしましょう！
映画館でやっていたのに、なかなか上映会が解禁されない作品もございます。
そのため映画館の今一番の新作ではなく、今シーズン
「上映会用作品で解禁された新作／話題作は何なのか？」をチャックしてください。
映画館で話題になったものがすぐ、映画上映会で使用できるわけではありませんので、なかなか難しいところではあるのですが・・、とても大切なポイントですね。

そしてなぜ、話題作や新作をチェックする必要があるかと申しますと、
こども達は「話題の映画」特にシリーズものの「新作」にはとても敏感です。皆さんよりも情報通ですよ！
更に、近年ハイビジョンや4K対応テレビの影響で、クオリティの高い映像にお子様たちはなれております。
VHSの映像なんて観たことないんです。
とても綺麗な映像が「普通」になってしまっている今、古すぎるDVD作品は、内容よりも映像の質で好き嫌いが分かれてしまいます。
同じシリーズの作品なんだからいいんでしょ？
ダメなんですよ（笑）
厳しいですよ、お子様たちは。
是非、作品の年代やシリーズの順番あたりも含め、話題作や新作のチェックをしてください。

選定ポイント02「学習系はディスカッションの時間を」

親子映画会のもう一つの特徴は、映画を観終わった後のディスカッションです。
時間の都合もあるため、様々な形式をとっておりますが、良くお聞きするのは、
映画上映前に少し映画会の「テーマ」と「映画の概要」を説明し、上映会をスタートさせたり、映画上映会後、簡単なディスカッション（意見交換会）の時間を設けるなどをしているようです。
こどもたちが何を感じたのか、
こどもたちが何を思うのか、
また、親子で1つのテーマを話せる貴重な時間となりますので、上映会に深みがでますね。

選定ポイント03「上映時間は100分前後」

そして外せないポイントは、やはり時間です。
こどもの集中力は一般的に
「年齢×1分」
と言われております。集客をする対象年齢を小学生にした場合、100分前後の映画を選ばれているようです。
集中力が切れてしまう前になんとか、映画の終盤の盛り上がりシーンに突入できれば、上映会事態も盛り上がった状態で終えることが出来るようですね。
是非是非一つの基準にしてください。

オススメ作品「長ぐつをはいたネコと9つの命」

お待たせしました！
シュレックシリーズでも大人気キャラクターである、「長くつをはいたネコ」の主人公プスが、夏休みに帰ってきます。
この夏はこちらで決まりですね！

あらすじ：
大きな帽子、そしてマントを翻し華麗にカワイイ猫が舞います。
いろいろな冒険をしたプス、気づけば9つあった命がなんと！？あと1つ。
急に怖くなってしまって、急遽「家ネコ」になることを決意！
しかししかし、周りは放っておいてくれません・・さて。

2022年製作／102分／アメリカ
配給：UIP
監督：ジョエル・クロフォード
日本版声：山本耕史/土屋アンナ/中川翔子/津田健次郎

オススメ作品「ぼくらのよあけ」

この夏一押しの作品が急遽登場！！
2023年夏の「こども上映会」「親子映画会」超オススメ、決定版！
お待たせしました。

あらすじ：
2049年近未来の日本、東京の阿佐ヶ谷にある団地に住む小学4年生の主人公「沢渡悠真」は地球に接近しつつある彗星に心を奪われていた。
そんなある日、沢渡家で細かな家事をお世話している人口知能ロボット「ナナコ」が何者かにハッキングされてしまう。
ハッキングした犯人はなんと！？「宇宙人」！
悠真たちの夏の大冒険が今はじまる！

2022年製作／120分／日本
監督：黒川智之
声：杉咲花 悠木碧 藤原夏海

オススメ作品「この世界の片隅に」

映画館公開後、口コミやSNSで評判が広まり興行ランキングのトップ10入り。
第90回キネマ旬報トップテンでアニメーション作品での1位を獲得
第40回日本アカデミー賞でも最優秀アニメーション作品賞を受賞

あらすじ：
舞台は第二次世界大戦下の広島の呉市。故郷から18歳で嫁いできた「すず」は戦争の影響で貧しい環境ながらも懸命に生きていた。
日々足りないものばかりの状況で、なんとか家族の食卓を守ろうと工夫を凝らす。
しかし、戦火は更に悪化。遂にはすずたちが住む呉市が空襲の標的となる。

（声）：のん、細谷佳正、小野大輔、尾身美詞
2016年製作／126分／G／日本
監督・脚本：片渕須直
原作：こうの史代『この世界の片隅に』（双葉社刊）
アニメーション制作：ＭＡＰＰＡ
製作統括：ＧＥＮＣＯ
配給：東京テアトル ＜東京テアトル創立70周年記念作品＞