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みなさん映画は観ていますでしょうか?
地域の公民館、福祉施設、指定管理者が運営するホールなどで、シニア映画会 を企画する団体は増えています。
秋は涼しくなり、ゆったりとした時間が流れる夜長の季節。
DVD上映会 や映画上映会、映画自主上映会 として、地域住民に文化・交流の場を提供する絶好の機会です。しかし、上映する作品選び、会場環境、告知、上映後の演出などに配慮しなければ、参加者の満足度が下がることもあります。本稿では、シニア層を意識した映画上映会・DVD上映会 を成功に導くノウハウを、具体的な作品紹介を交えつつ解説します。
シニア層を対象にするときは、昔懐かしい時代の映画を取り上げるか、あるいは新作の中でも「人生・家族・ノスタルジー」をテーマにした作品を選ぶか、双方にメリットがあります。
懐かしい作品には安心感と郷愁を呼び起こす力がありますが、あまり古すぎると映像や画質に違和感がある可能性も。
逆に最近話題のシニア向け映画を選べば、時代性もありつつ共感を呼びやすくなります。
参加者が長時間座るのは辛くなる可能性があります。そのため、90分以下を目安にすると疲れが出にくく、途中退出も減らせるでしょう。
ただし例外的にテーマ性や話題性が強い作品を選ぶこともありますが、その場合は途中休憩やプログラム構成に工夫を。
シニア層の観客には、顔なじみのある俳優が出演している作品の方が安心感があります。
また、洋画を字幕で流すより、吹き替え版で上映したほうが観やすさの点で好まれることが多いです。音声の明瞭さやセリフの聞き取りやすさも配慮しましょう。
•上映中、暗くしすぎないようにし、トイレに行く方の足元誘導を明示する
•トイレの場所をわかりやすく掲示しておく
•室温管理をしっかりと行い、寒さを感じないようにする
•映写室・ホールの通路確保、安全な歩行動線の確保
これらは、上映中の安全・快適さを保つために極めて重要です。
特にシニア層には「午後より午前中」の方が来場しやすいという傾向があります。午前中の上映枠を設定すると参加率が上がる可能性が高いです。
DVD上映会 や映画上映会 を告知する際は、地域の公民館、シニアクラブ、町内会掲示板などに 紙のチラシ掲示 を行うのが基本です。
特に、シニア層はスマホやSNSをあまり使わない方も多いため、紙媒体+掲示が強い武器になります。
上映開始時間を午前中や早めに設定することを告知文に明記し、高齢者に負担が少ない時間帯であることをアピールします。
また、アクセス・交通手段、休憩時間・トイレ案内などを丁寧に書くと安心感が増します。
地域の高齢者クラブ、自治会、老人会などと連携し、口コミで広めてもらう仕組みを作ると効果的です。
「近所の方が来るから自分も行こう」という誘因が生まれやすくなります。
上映後にただ終わるのではなく、意見交換会や感想会 を催すことで、参加者同士の交流を促進できます。
例えば、作品の印象や自分の思い出と重ねて話してもらう時間を設けたり、司会者が質問を投げかけたりする形式が有効です。
また、懐かしい楽曲をみなで合唱するような参加型企画も盛り上がります。
例えば映画上映後に 『青い山脈』 の歌を披露・合唱する時間を設ければ、観客の心が一体化しやすくなります。歌詞カードを用意したり、伴奏を流したり、曲の思い出を語り合う時間を持つのもよいでしょう。
これにより、単なる 上映会・映写会 ではなく、地域文化交流の体験型イベントとして印象に残る上映会になります。
以下は、シニア映画会・高齢者向け上映会に適した、比較的新しい作品および往年の名作の候補です。
各作品について、本編時間・あらすじ・おすすめターゲット層をなるべく正確に記載しました。
•本編時間:93 分
•あらすじ:かつてレコードデビューを夢見た哲太は、息子・雄太のためにその夢をあきらめ、横須賀で楽器店を営んできた。だがある日、アルツハイマー型認知症と診断される。すべてを忘れゆく父を、雄太と母・律子、周囲の仲間たちが支えながら、音楽と家族の絆で再び夢を紡ごうとする実話に基づく感動ドラマ。
•おすすめターゲット層:シニア映画会、福祉施設上映会、家族を想うイベント向け。認知症理解や家族愛をテーマに掲げる上映に適しています。
© 2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会
•本編時間:115分
•あらすじ:普通の主婦・後藤篤子は、家庭のお金の問題に立ち向かうコメディエンタテインメント。節約を重ねて老後の資金をためていたが、義父の葬儀、娘の結婚、夫の失業、浪費家の姑などで思わぬ出費が相次ぎ、彼女は驚きと戸惑いに直面する。
•おすすめターゲット層:老後の不安や生活資金の必要性が増しており、「老後の資金は2000万円必要」とも言われている。社会の変化に備え、準備をしても不安が残る中、普通の主婦が家庭の最大の問題に立ち向かう、コメディ・エンターテイメント。
© 2021映画「老後の資金がありません!」製作委員会
•本編時間:106分
•あらすじ:渥美清の「男はつらいよ」シリーズ全48作品の中でも人気の高いヒロイン「リリー」出演の名盤。
•コンピュータ・グラフィックの導入やドルビー・ステレオ・システムで録音し直したりリニューアルさせた特別篇。
•おすすめターゲット層:昭和世代中心のシニア映画会。懐かしさと共感で会場の一体感が得られる作品として選ばれやすい。
© 1997 松竹株式会社
•本編時間:こちらも上映版によって異なりますが、比較的長尺のクラシック作品が多いです。上映可能な尺に調整するか、短縮・ダイジェスト版があれば検討を。
•あらすじ:戦後の日本を背景に、若者たちの恋愛模様と社会変化を描く青春ドラマ。多くの人が知る名作であり、歌や詩を交えた情緒的な展開が印象に残る。
•おすすめターゲット層:地域のシニアクラブ、学校・地域共催上映、親子映画会併設上映など。上映後の合唱・思い出トークを絡めやすい作品です。
©日活
・上記4作品は、知名度・共感性・テーマ性を重視して選びました。
・上映時間が 90 分を超える作品(例:ゴッドマザー)は要注意ですが、テーマが強いためプログラム構成や休憩挿入でカバー可能です。
・他サイトと同じ作品紹介にならないよう、「上映運営視点」「シニア向け配慮視点」を盛り込むとオリジナリティが出せます。
秋の夜長に実施する シニア映画会 を成功させるには、作品選び、会場配慮、告知戦略、上映後の交流企画など、きめ細かな配慮が不可欠です。特に、上映会著作権 や 上映用DVD の取り扱いは重要な要素です。
今回ご紹介した作品(『父と僕の終わらない歌』『ゴッドマザー ~コシノアヤコの生涯~』『嵐を呼ぶ男』『青い山脈』)は、シニア層が共感しやすく、イベント性を高める選択肢として有力です。
IPI は、上映会運営に関する 貸出機材、上映用DVD手配、著作権処理サポート を一括提供できるサービスを展開しています。
上映会に不慣れな団体様も安心してご相談いただけます。シニア映画会を企画される際は、ぜひ IPI の支援を活用し、地域住民に感動と絆を届ける場づくりをご一緒に実現しましょう。
何のイベントをするのかお悩み中の主催者様、「映画はいかがでしょうか?」
作品選定にお悩みのみなさま、是非お気軽に弊社の「映画上映会」スタッフへご相談ください。
弊社から権利元へ、正式に上映権利の許諾を取り、皆様に合うオススメ作品をご紹介させていただきます。
上映会を企画するすべての皆さまが、安心して映画の力を届けられるよう、ぜひご相談ください。
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